引き金ウイルス
引き金ウイルス p81
このウイルスは、<外的な引き金>と<ネガティブな感情>が無意識のうちに関連付けされ生まれる。
同様にプラスの感情と結びつく良いウイルスもいる。
引き金ウイルスの種類
<引き金ウイルス>は、さらに2種類に分類することができる。1つ目は、「単純な<引き金ウイルス>」は、資格、体感覚、聴覚、という共感覚を持つウイルスで、このような引き金は、<アンカー>と呼ばれる。つまり、視覚・聴覚・体感覚の引き金が、特定の体感覚、感情に、結び付いているのだ。舌打ちをされるといやな気分になるなどがこのウイルスである。
もうひとつの種類は、何らかの刺激が次々の特定の内的・外的体験を引き起こしていき、最終的に自分の望まない感情状態や行為に至ってしまうという「複合した引き金」型ウイルスである。これは。「ストラテジー」や「プログラム」と呼ばれることもある。
たとえば、「こころのウイルス」の第1章で扱った「先延ばしウイルス」は次のような具合だった。
まず、片付けないといけないガレージを見る(外部感覚)、内なる声「ここを片付けなければ」を聴き(内部感覚)、同時にもう一つの(相反する)内なる声「片づけたくない」を聴き(内部感覚)、ガレージを片付け終えるまでの退屈な作業をを思い浮かべ、(外部視野)、そして、結局何も手を付けずに終わってしまう(内部体感覚)
「先延ばし」という結論に到達するまでに、無意識のうちに何ステップ画の外的・内的経験を経ている。もうひとつ例を挙げるなら、
勉強しようと意気込む→ 実際に何をするかを考え計画を立てる→無意識にやることを考える→これまでやってきた退屈で面倒な作業というアンカー(引き金)がきっかけで「めんどくさい」、「だるい」という感情を引き起こす。
こんな感じです。案外、考えずに行う(無意識の中で考えない)ということは大切なのかもしれません。特に行動力を挙げたいのなら大切ですね。もちろん、行動を加速させるウイルスもあります。
構成要素の種類
思考の要素には、視覚的イメージ(視覚)・自問自答(聴覚)・感情(体感覚)の3種類がある。そして、内的体験の特徴的な性質のことを「構成要素」という。(これらは、心に対して影響がある刺激やそのあとの心のアウトプットに関係してると考えられる)
視覚的構成要素
・白黒か、カラーか
・動画か静止画か
・近景か、遠景か
・イメージの中での位置
・ピントがあっているか動画
・イメージが広がっているか動画
・主観的(相手を自分の目で見た時のようにイメージしているか)、客観的(そのイメージの中に自分がいる)
聴覚的な構成要素
・その声は早口かゆっくりか
・抑揚はあるか平か
・音程は高いか、低いか
・音質になにか特徴はあるか
・あなた自身の声か、別の誰かの声か
・あなたのかどこか特定の位置から聞こえてくるか
感情的構成要素
・温かいか冷たいか
・ざらざらしているか、なめらかか
・断続的か、途切れなく広がっているか
・鋭いか、ぼんやりか
・硬いか、柔らかいか
・あなたの体のどこか特定の場所にあるか
つぎにに、これらの引き金の動きを止める強力な方法を紹介する。つまり、問題となる内包的な構成要素を書き換え、それまでは<こころのウイルス>を発動させる引き金だったのものの意味づけを変えてしまうという方法である。
たとえば、高所恐怖症の人は、高いところを見ると不安になり、恐怖するが、高いところを見た時の引き金をわくわくに帰ることもできる。
ウイルスの治療1 構成要素の書き換え
構成要素を書き換えることで、嫌悪感を克服する。
1.あなたに嫌悪感を与えるものを特定し、「なぜ私は、~(嫌悪の対象)を怖がったり、かっとなったりするのか」と自分に問いかけてみよう
2.その嫌悪感の対象に似いているが、自分が平気で接している反例を探す。
3.権を間の持つ副次的効果を明らかにする。
→この件を間によって自分にどんなメリットがあるかを考えよう。
4.「嫌悪感をなくしてしまった場合、どうすればそのメリットを維持できるか」を考える。何らかの答えが浮かぶまで、じっくり時間をかけてかまない。
5.嫌悪感があっても構わない状況がないか確かめる。
「嫌悪感を全部消し去ってしまっても、かまわないか? この嫌悪感が必要になるときはないだろうか?」
6.嫌悪感を消し去ることへの心理的抵抗の有無をチェックする。
→何らかの抵抗を感じたなら、プラスの動機を特定し、それを満足する方法を考える。
7.嫌悪感の対象と反例のそれぞれの構成要素を比較する。
8.自分を保護するために、イメージするものの手前に分厚いガラスを立てる。その向こうで、さっきあげた反例を「支配的な構成要素」に従って観察する<自分>自身をイメージする。
9.次はガラスの向こうで、あなたの嫌悪感の対象を覗き込んでいる。<自分>自身を想像する。この<自分>は、反例と同じ「支配的な構成要素」に従ってあなたの嫌悪対象を観察している。その際、防弾ガラスは十分に暑くて、何があっても自分は安全だと念を押すこと。
10. 再統合。
→防弾ガラスを片付ける。あなたの目の前には、引き金に対して普通に対応できる。<自分>がいる。その<自分>が、あなたの心臓に入ってくるというところをイメージする。
11.変化の確認
→防弾ガラスを元の場所に戻し、引き金を覗き込んでいる自分を想像してみて、自分がどんな風に感じているかを確認する。平気なようなら、防弾ガラスを取り去って、もう一度自分の状況を確かめる。もしなんらかの不快感があるようなら、ステップ6まで戻る。
12.実生活に向けたウォーミングアップ。
→嫌悪感の引き金に遭遇したとき、ちゃんと対応できている自分を想像する。
メモ
太字にする。
「可能性」と「お金」 -未来に対する考えから
友達が使う言葉で「可能性」
って言葉があるけど、興味深いなー
と思いブログにまとめてみました!
エンジニア友達と話している中で、
知識がどういうことに繋がるか、学んだことがどのように繋がるかっていうことを言いたく「可能性」って言葉に集約して表現することがあります。
例えば、この技術を学んだらいろいろなことに応用できるんじゃねっていうワクワクとかです(∗•ω•∗)
料理でもいい包丁を買ったらついつい試したくなったりしますよね!
それと同じ感じでそのものが今後どのように繋がっていくのか、学んだこと、会得した事が今後の将来にどう繋がるのか(こういう問はパワークェッションですね!)を考えるととても面白いですね!
ここで、これって「お金」という考え方にある種類似してるなと思いました。
いつかのブログでこんなことを書きました。
人間は将来に明るいことが待っていると今も楽しく過ごす。逆に先の未来に暗いことが待っていうると今を不安という感情を使って過ごす。つまり、楽しく過ごすの反対的な感じで過ごす。
ということです。これとどのように「お金」が関係しているかというと、
多くの人は、お金が手持ちにいっぱいあると今も何に使おうかなど楽しく過ごせる。また、お金はそれ自身で人間を満足させてはくれないけど、お金があることによって、この先いろいろな楽しいことが待っていると考えることが出来るということです。
この「お金」と「知識・経験」などの関係を考えてみると、とても面白いです!
つまり言いたいのは、「知識・経験」などが未来に対して可能性を持っていて、それによって今も楽しめるということです!
これって自分的に面白い見方だと思いました!
これと認知バイアスとの関係
それの利用による楽しく生活する方法
ウイルスの種類 -こころのウイルスを読んで
今回も心のウイルスの要約です。心のウイルスで取り扱う<こころのウイルス>の種類について簡単にまとめました。
ウイルスの種類
こころのウイルスには次の4種類がいる。
- 引き金ウイルス
- 思い込みウイルス
- 葛藤ウイルス
- 殺人ウイルス
1.引き金ウイルス
記憶するのに不可欠な「連想」や「関連付け」は、ときに<引き金ウイルス>を作り出すことがある。このウイルスは、特定の外的経験がきっかけとなって、自動的にネガティブな感情を呼び起こす。また、<外的引き金>と<ネガティブな感情>が無意識のうちに関連付けして起こる。
無意識のうちに自分の考えや意思決定にかせをはめてしまうのが、<思い込みウイルス>だ。多くの場合は本人を無事でいられるよう「保護」するものだ。
2.思い込みウイルス
私たちが物事を認識し理解するときには、なんらかの価値や信念を使わないといけない。詳しくはここ
caramelpudding.hatenablog.com
。だが、これは時に間違った先入観や思い込みにより変わり、やる気の喪失や無気力さを引き起こす<思い込みウイルス>となる。
3.葛藤ウイルス
自己防衛のために作られる心理的な回路は、ほかの心理回路と対立して内的葛藤を生み出す。誰でも自分自身の思った通りに行動できなかったり、相反する感情のはざまで思い悩んだことがあるだろう。また、どんな人でも、一方では用事を片付けたいと(たとえば、所得税の計算をしなければ)考えながら、別の部分では、「今日はぐっすり寝て、明日に備えたい」と感じたりすることがあるはずだ。対立する心理回路は、どちらもそれぞれの具体的目的、信念、価値基準を背後に抱えている。ときにはこの回路が発達してゆき、ひとつの「人格」を作り出すこともある。
4.殺人ウイルス
<殺人ウイルス>は、嗜癖や脅迫的な自己破壊、暴力を引き起こす。このウイルスは、<引き金ウイルス>、<思い込みウイルス>、<葛藤ウイルス>が複合してできている。
目覚ましの音とそうですね(><)
これらのウイルスは、心のコヒーレンスを乱したり、ネガティブな思考回路に陥らせるものである。
コヒーレンスを乱すもの - 身体が心に及ぼす影響
心のウイルスを読んで
身体が<こころ>に及ぼす影響 p37
私たちの身体的な感覚や状態、つまり「生理」は、物事の意味づけにも大きな影響を及ぼす。「コヒーレントな状態(同調した状態)」を体験するのは10分な睡眠をとった後だったり適度な運動の後だったりする。また、姿勢や深呼吸、顔面の筋肉の使い方なども生理に深い影響を及ぼしている。例えば、1日20分程度笑うように指導された患者グループでは、ほかの患者グループより症状が劇的に改善したという例もある。
自分の追い求めている心理状態にいたるためにもっとも手っとり早い方法の一つは、その時の自分の生理状態を模倣して「あたかも」その状態を経験してるように振舞って見ることだ。 ポジティブチェンジでは「なりきりアプローチ」として紹介されている!!
自己診断5 「完全な自分」を想像する
本書で学んだことが、あなたの生活を一変させ、何の不満もない状態にしてくれると想像して欲しい。
実際そうなるという確信が持てたとしたら、その時のあなたは、どんなふうに座っているだろうか? 座り方をイメージして、その通りに座ってみよう。エネルギーに満ち、自分の運命を完全にコントロール出来ていると感じている時には、どんなふうに呼吸しているだろうか? そのとおりに呼吸してみて、どんな感じ化想像して欲しい。また、その時の表情はどんな感じか? 同じ表情をしてみよう。これらを終えた後、自分がどんな気分になっているか確認しよう。
まとめ
ダラダラしている時ってメールだったり、身の回りだったり意識が散乱していると思う。これこそコヒーレンス(同調性)が乱れている時だと思う。けど、心理学の本とかを読んでいる時は、自己暗示とか自己催眠の時のような意識が頭に集中していると思う。だからまず、ダラダラしている時は目をつぶり、意識を頭に集中させて本を読んでいる時みたいにしてから、パワークェッションにかけたり、上のような暗示をかけるといいと思う。
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動けない自分へ
最近、何かをしたいと決めても動けないことが多いので、そういう時に対する自分へのメモです。
「なりたい自分」になるには頭も根拠も希望もいらない
ポジティブチェンジの第一歩として、「変わるための鉄則」と呼ぶべき3つのルールについて説明します。
- ルール1 頭はいらない
- ルール2 根拠はいらない
- ルール3 希望はいらない
まずはじめに「頭はいらない」について説明します。
「自分を変える手ためにはどうしたらいいのか」と考えることをやめてください。それが第一のルールです。自分を変えるために頭はいりません。つまり、考える必要はない。むしろ考えることは変化を妨げます。
実際、自分を変えたい、行動したいと考えたとき、多くの人はまず、「どうやったら変われるだろう?」と考えます。しかし、実はこの時、すでに変化から逃げていることにお気づきでしょうか。考えることによって行動を先延ばしにしているのです。
行動することから逃げている時点で変わることはできないのです。
考えることは行動し、一歩踏み出してからで十分
「準備してからの行動」では永遠に変われない
この、「頭はいらない」をもう少し具体的なイメージで説明してみると、「準備はいらない」ということです。
企業家や経営者を見ていてわかるのは。成功する人たちはだいたい「見切り発車」であるということです。きちんと準備して、いろいろな条件を整えてから行動しようとする人は、必要なものがそろわない限り行動しない人であるということになります。
アップルの創業者のスティーブ・ジョブズは、スタンフォード大学卒業式に行った有名なスピーチで、「将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎ合わせることはできません。できるのは後からつなぎあわせることだけです。」と語っています。
準備とは、必要な条件を整えることです。しかし実際は、行動しなければ何が必要かさえ分からないものです。
最小限の準備であなたは変われる
私たちが行動するきっかけとなるのは何でしょうか、おそらく少しでもしたいと思ったその瞬間ではないでしょうか。でなければ、何か大きなきっかけ、自分を変えてくれるだろうと思っているきっかけが舞い込んでこなければ、行動できなく変われないでしょう。
実際それを待つより、小さくとも何も考えず一歩踏み出せば、風が吹いてくることもありますし、何が必要かもわかります。
実際、面白い、やってみたいと思うきっかけが少しあった瞬間に行動しなければ変われません。その小さい気持ちも次の瞬間今日のごはんとか学校の課題とかを考えてしまうだけで消え去ってしまうことなのです。だから初めの一歩は考えることではなく行動することだと思います。行動するきっかけとなるものはパワークェッション
caramelpudding.hatenablog.com
などで誘発できます!
考えてからの行動ではなく、行動を第一歩としてください!
- ルール2 根拠はいらない
- ルール3 希望はいらない
についてはまた機会があれば書きます^^
今回のことは、
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実際の方法は本に書いてます!
責任感 完璧主義
この記事見て感動した。
自分ができることなんて小さいものなんだ。自分の限界を知る。正しく知れてないから「出来ない」が言えないし、それだから責任感に押しつぶされ、完璧主義に苦しむようになってしまう。
自分は小さい、それを知り認めることが大切!