うつ病について
今回のタイトルはうつ病についてです。
精神疾患など悪いイメージと結びつく言葉です。うつ病について思ったこと調べたことをまとめてみました。
そもそもうつ病って?
精神疾患、気分障害の一つです。気分に障害があるって、気のせいじゃないのと思いがちですが、深層心理学的に考えても、なかなかの問題です。
どのような感じの気分になるのかや症状はというと
- やる気が出ない
- マイナス思考
- 頭が回らない
ここから引用しました!うつ病の症状と種類 - うつ病ドリル
などです。これらはなんとなく知っている人もいると思います。しかし、次のこともうつ病とされています。
- いつも焦っている
- 規則を守らないといけない
- 完璧にこなさないといけない
前の症状とは逆で、社会的に必要とされるようなことでいいことに見えますが、わかる人にはわかると思います。まじめな人や優しい人が完璧にこなそうとして常に意識を張りつめて行うわけです。その結果、体や心がついてこなくなります。
いつもいつも心の中でこんなことを思っていると、神経はずっと張り詰めています。
そして筋肉はいつも力がはいっていて、心臓の鼓動も早くなっています。
こんな状態がずっと続いていると、脳が「これ以上はもう無理です。」という指令を出します。
すると、身体に力が入らなくなって、動く気力がなくなってしまうのです。
脳というのは、自分の意思とは関係なく、自動的に自分の身体を守ろうとします。
だから強制的に身体を動かなくして、身体を休ませようとするのです。
脳というのは自分の意思とは関係なく、無意識で自動防御する機能があるのです。
うつ病によって身体が動かなくなるというのは、脳が自分で自分の身体を守ろうとしている反応なのです。
この無意識に自動防衛する機能を精神運動抑制といいます。
精神運動抑制
これによってやる気が出ないなどの症状が引き起こされます。つまり、原因は何かしらあるということになります。
単に休めば治るんじゃあ...
ここが難しいところでそうはならないようです。
そもそも、焦るようになった原因や不安の原因、つまり自分自身がそういう風に考える思考回路やそれがどのような経験からなったのか、などが大切になってきます。
こう考えると、NLP(神経言語プログラミング)の分野から考えることができそうですね。
つまりその思考回路を変えなければ少なくとも治っていないままだと考えれます。つまり、その思考回路や深層心理をそれらが支配していると、休んでいても効果はあまり期待できなさそうですね。 そのまま休みからあけると何も治っていないので、すぐに鬱状態になってしまいます。
確かに疲れや心に余裕ができる場合もあり、それにより、治るということがあると思います。ただその逆で、トラウマとして経験され記憶に残ってしまい、無意識に不安があり、そうならないように焦ってしまうということもあると思います。
ここでそういった思考回路の一つとして完璧主義について扱ってみたいです。
完璧主義
完璧主義とは名前の通り物事を完璧にこなしたいと意識の高い人たちのことです。特徴として以下のことが挙げられます。
- 結果主義(プロセスを無視して評価する)
- 他人の力を信用せず己の力を信用する
- 自分の失敗を許せない
- 答えが一つしかない
- 無意識に他人と比較してしまう
- 行動しようとしても正しいと理解できなければ行動できない
このような思考回路に陥ってしまうと鬱になりやすいとされます。理想が現実に合うことも少ないので、完璧主義で成功を続けてしまったり、周りから完璧主義であることを求められていると勘違いするとうつ病のもとになります。
ポイントは最善の手を尽くすことが難しく正解でないとダメと考えてしまうようです。
少しまとめると..
うつ病の人には「焦り」や「不安」を抱えている人がいる。そのため、行動もせかせかしていたり、趣味などの他のことに対しても悪い価値観や思考回路が働き、うまく楽しめない。
その根底には、完璧主義などの思考回路がある。また、その裏には完璧主義になってしまった経験などがある。
問題なのは、今回の場合、完璧主義を直さないと、結局焦りや不安は生まれそれが張り詰め鬱になってしまう。休んでも完璧主義は治らない。
完璧主義を治すには不安や焦りが邪魔してしまう。まるで負のスパイラルです。。
治すには...
どうやって治すのかと言われてもおそらく方法は一つではないと思いますが、NLPの分野や深層心理学の分野から考えると、「小さな変化に順応させていく」というのがあります。少し別の分野ですがこの本
メンタリズム 人の心を自由に操る技術 (扶桑社新書)
にも書いてありますが、アンカリングなども少しずつ思考回路を騙し洗脳していきます。
完璧主義をやめたいなら、少しずつそれに対して考え方を改めていくのが、大切です。プロセス重視にしてみたり、他人を少し筒信じたり、自分の失敗を少しずつ認めていく必要があります。
不安や焦りについてたとえば、自分はもっとゆっくり行動しても大丈夫なんだと気づかせるのも大切だと思います。少しずつですが、それが大切です。
余談ですが、、
筆者が不安や焦りを解消するのにいいと思った方法を挙げて置きます。
- ありがとうと100回心の中で行ってみる
- 将来のできている自分を妄想してみる。
アドラーの心理学でもありますが、不安や焦りは未来が明るくない時に起きます。たとえば、受験や大事な仕事などです。不安や焦りという感情を使って今を行動するようにさせようとしているんです。そう考えると、心の機能でそうなっているので不安や焦り事態はあんまり悪くないのかもね。。
逆に未来が明るいと不安などは襲ってこないです。自信があるときなどはそうですね。科学的に物事を判断し、それに応じて適切に感情をコントロールできればいいんでしょうね。
まとめ
いろいろと長々と書いてしまいましたが、1つ言えることは鬱の人はそういう風になりたいと希望してなってのではなく、だれでもそういう環境に置かれてしまうとそうなってしまうということです。人間は環境に適応して生きていく生物です
また、深層心理を変えていきたいなら、小さいことから変えていくのが効果的です。
日記なんかはいいのかもしれないですね、普段は深層心理に支配されて小さな変化は見えなくなってしまいますが、それを見つめなおす機会になります。