人をどう理解するか  -社会心理学の観点から

はじめての心理学の勉強的記事です^^

今までは世の中の現象などを心理学の観点から考える記事が多く、雑学みたいになってしまいましたが、今回はちゃんとした勉強記事です! といっても復習がメインですが..

まず、人をどう理解するかについて社会心理学からの観点から考えたいと思います!

人が情報を理解するとき

私たちは、生活するために感覚器官を使って外部にある対象から様々な情報を受け入れている。しかし、それらを単に受け入れているわけではない。
それらの情報に対して自分自身の経験や知識、価値観を活用して対象を見ているのである。

たとえば、店でバナナを買う時に、つやつやしている、傷がない、色がきれいなどの情報を目から入手する。これと同時に経験や知識を使いこうしたバナナは「おいしい」と判断する。このように私たちは情報を経験や知識を使って自分の生活に役立つように意味づけ、価値づけている。


人間は知らないものに対して知ろうとするのが自然らしいです。というのも知らないものが表れるとそれを理解しないと安心できないから。

人は知らないものにどこかしか恐怖を持っており、それに意味づけせずにはいられないものです。価値観を押し付けその差を見てそれがなんなのか知ろうとする。価値観を押し付けられた方は、それが自分が理解しているものと違うと嫌悪感を感じるし、争いのもとになるのかもね...

たとえば、よくある!?! のが前から歩いてきた人に対して、顔を何も意識せずとも見てしまいます。そうして相手の表情を知らず知らずのうちにうかがっているわけですね。相手が危険な人物だと無意識に判断してしまう というのがありますね!

このように脳は無意識のうちに思ってもいない情報量を処理して感情と結びつけたり、行動や価値観に影響を及ぼします。

アンカリング

余談ですが、

NLPや洗脳という考え方やメンタリズムの中でもこれは使われており、アンカリングなどといわれます。これは、ある悪いことをいった後には、髪をかきあげる。いいことを言った後には鼻をさわるなど、特定の行動をわざと行い、相手の無意識に刷り込ませ、会議などで通したい商談や提案を自分の良い方向に操作するということです。詳しくはここに書いてあります!

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自己知覚

自己知覚とは、自分自身のことを他の人を理解するのと同じような方法で理解するということです。これが毎回起きているということではないですが、おこることがあるということです。

態度

心理学での態度とはある対象が目の前に現れると、その対象に対してすでに作った評価を思い出して、同時にその対象に結び付いた感情、情緒を思い出して、その対象に対し特定の行為を行おうとする構えである。

例:
目の前に様々なラーメンが存在するが、あなたは高く評価している(態度の評価信念要素)、Aラーメンにいち早く気付く。それはあなたが大好きな(感情要素)ラーメンである。したがって、それがあれば、いつでも購入しよう(行動傾向要素)と考えている。
こうした態度を使わないとラーメンを一つ買おうとする場合でも、ラーメンの材料、味、カロリー、値段など多くのことを考えなければならない。

考えるなら、よくわからない行動の裏には、ある価値観に基づいた結果なのか、感情に基づいたものなのかいろいろあるということです。

まとめ

今回の記事で書きたかったのは、「態度」についてと「何かを理解するとき情報に対して自分自身の経験や知識、価値観を活用して対象を理解する」ということです。


今回の記事はここから学んだことをまとめました。まとめたと言いつつ初めの50ページぐらいの要約です..

社会心理学 (図解雑学)

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